【日記】科博に行った
シフトのダブルブッキングがあったそうで、今日あるはずのバイトがなくなった。こんな天気の日に引きこもっているのは勿体ないので、遠出することにした。そうだ、科博に行こう。
今は特別展で「毒」をやっているらしい。僕自身化学系の身なのでかなり興味があったけど、当日のチケットが取れなかったので諦めた。
科博の常設展は「地球館」と「日本館」に分かれているらしい。展示数が非常に多く、両館をちゃんと見て回るなら丸一日かかると書かれていた。丸一日はいられないので、地球館を中心に見て回ろうかな。この文章は行きの電車で書いています。
✨🏛️開催中の展覧会情報🏛️✨
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2022年12月13日
🐛特別展「毒」
会期:~2023/2/19㈰
🔥企画展「ワイルド・ファイヤー:火の自然史」
会期:~2023/2/26㈰
📺静岡大学・国立科学博物館共同企画展
「テレビジョン技術のはじまりと発展」
会期:~2023/2/5㈰
かはくHP⏩https://t.co/DBhJBAxiou#tokyomuseums pic.twitter.com/PBIKpsE8iz
フーコーの振り子の展示があった。地球の自転を観測することのできる有名な実験だと聞いたことがあったが、本物は初めて見た。振り子は10時を指していた。
磁場を感知し、その向きと大きさをリアルタイムで表示する展示。超地味だが、磁針が急に大きくなったり小さくなったりして面白い。
この磁場系の展示物コーナーを見るだけで30分を費やした。理論では知っているが実態のよくわからないものが視覚的な情報をもつと面白い。
江戸の末期の広告。デザインが好みなのでこの柄の風呂敷があるといい。
万年時計というらしい。日本で設計された独自の時計で、時間だけでなく季節も表示するといったことが書いてあった。かなりのサイズで、隅々までこった装飾が施されている。これらを全て手作業で行っていたわけだから、昔の人は相当器用だったに違いない。ここまで器用な人は現代にも潜んでいるのか……
昔の世界地図を見るのが好き。
昔の医者は木でできたこの骨を使って人体の構造を学んだらしい。完成度が非常に高く、惚れ惚れする。
写真には撮ってないが、五臓六腑内景之図という人体の断面図が描かれたものがあった。その絵を見ながら、五臓六腑に染み渡るという表現はなんと生々しいものなのかと考えていた。
動物展示室に来た。
鳥の世界はこんなにも体格差があるのか。ほとんどワンピースの世界観じゃないか。
待てよ?生物の分類って
「界・門・綱・目・科・族・種」
に分けられていて、鳥は「鳥綱」っていう大きなくくりを表す。ヒトは「哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト族・ヒト」だから、「鳥、体格差ありすぎだろ!」っていうのは「コウモリとヒト、同じ哺乳綱なのに体格差ありすぎだろ!」って言ってるのと本質的には同じことになるのか。
アメリカバイソン君。ずんぐりむっくりなデザインが好き。
リラックスしている奴がいた。カナダオオヤマネコ。
狩りが得意らしいので、この体勢はリラックスしてるんじゃなくて獲物にとびかかろうとする飛び上がり前の姿勢かもしれない。それにしてもしっぽが丸い。
迫力があるのでサムネイルにしよう。
リラックスしている奴がもう一匹いた。
足がスターウォーズのAT-AT ウォーカーに似ている。
スターツアーズで足の間を通りぬけたことがある。スターウォーズの中では一番愛着がある。
この動物剥製のコーナーは見ていて楽しかったので3周した。この展示室の剥製の大半は、ハワイの日系二世のワトソン T.ヨシモト氏による寄贈らしい。剥製にも驚いたが、ヨシモト氏のコレクション能力もなかなかだ。
恐竜館。恐竜の骨は博物館の代名詞。
セミが好き。小学生の頃は夏休みの自由研究でセミの研究をずっとやっていた。
住んでる地域に生息しているセミの関係上、エゾゼミ系とチッチゼミはいなかった。けど、エゾゼミの死骸が通学路に転がっていたことがある。その時はそのエゾゼミを丁寧にティッシュにくるんで持ち帰り、標本のコレクションに加えた。死後ある程度時間がたっていたらしく羽は広げられなかったけれど、胴体にある黄色いMの字がかっこよくて嬉しかった。あの時の様な胸の高鳴りは最近あっただろうか
テンションが上がってセミの写真を撮りまくっていた。振り返ると、すっごく冷たい目で一般人が僕のことを見ていた。僕は展示品じゃない。
野依氏の実験ノート。実験中に大爆発が起こり、本人も大層なけがをしたらしい。そのときの実験ノートには大きな字で残念無念と書きなぐられている。そんな失敗をして書く言葉ではなかろうに。よっぽど覚悟が決まっていたのだろう。この世の中、覚悟が決まってる奴が最終的に成功する。
縦書きの実験ノート……だと?!
他にもいろんな展示を見ていた。事前の情報通り見るところが無数にあってすべての展示を見きれなかったけれど、歩き疲れたのもあって帰ることとした。
帰り際にフーコーの振り子を見直すと、振り子は3時を指していた。
さらば科博。
家に帰ると、本来バイトがあるならちょうど終わるころ合いだった。いい時間の使い方ができたと思う。
【日記】「才能」を表す単語を最初に作ったやつは偉い。
ただの雑記。散歩してて思いついた話だから気軽に読んでね。
「才能」
「才能」を表す単語を最初に作った奴は偉いと思う。この世の中、あまり表立って言わないようにしているけれど「才能」は確かに存在する。才能を持っているのは一部の人だけだからだ※。世の中の挑戦する人々の一部はこの存在を認めたくながっているし、『才能は努力に勝てない』、みたいな才能を過小評価する名言が定期的に生まれている。(才能の有無にかかわらず、努力することは滅茶苦茶必要だと思うけど。いや、この格言は才能を過小評価する意味合いで作られていないのか?)そして私もその気持ちが分からなくもないと思うときがある。
(※ここでいう「才能」とは社会で目立つことのできる―例えば、歌が上手い、絵が描ける、話がうまいといったもの―ものである。実際にはたいていの人には何かしらの「才能」が備わっているけれど、前者の様な「世の中で活躍できる才能」ではない。「世の中で活躍できる才能」はある程度限られている。多くの人が求めているのは「社会で目立つことのできる才能」である。)
そういうわけで、そういった存在してほしくない存在が確かにあると認識し、あろうことか言語に落とし入れた張本人は偉いと思う。勇気がある。
いや待てよ。「才能」を作ったやつは何かしらの「才能」があったのかもしれない。だからその人は「才能」の存在を何の抵抗もなく肯定できたのかも。だとしたら、なんだか嫌味な出自だ。とはいっても、実際に存在するものだから遅かれ早かれ誰かしらによって作られることは確定していたのだが……
いや、逆に学生的なノリで作られた単語だったのかもしれない。人をおちょくるのに長けている少年がいて、それを見た友人が、「お前は本当に人をコケにするのがうまいな。なにか他の人とは違う能力があると思うよ」といったゆるい流れから「才能」が作られたのかもしれない。だとしたらその人はかなりの重罪人だ。だって現代には「才能」という単語で苦しんでいる人がこんなにもいるのだから。でも、こっちの方が気が楽でいいな。
【日記】おみくじ論
おみくじ
この冬帰省し、神社へ初詣に行った。去年は行かなかったので久しぶりだった。おみくじをひくと大大吉だった。本当にあるんだ。
大大吉のレベルにもなると、全パラメータの運勢がいいように書かれていた。家族は大吉をひいたが、横にいる人が大大吉をひいたとわかると残念そうにしていた。そりゃそうなるよな。
記念の写真を撮りながら、おみくじは何がどういう割合で入っていたのかを考えた。予想だにしていなかった存在によって、ただのおみくじがブラックボックスとなった。
元日にテレビでおみくじ企画をやっていた。それには「りんごうさぎ」みたいなオマケくじが混ざっていたりして面白かった。もしかしたら今日引いたくじの中にも「りんごうさぎ吉」があったかもしれない。
すべてのカラスが黒いとは断言できないし、千と千尋の幻のエンディングはあるのかもしれない。おみくじも引くまでは何が出るかわからない。無限の可能性が秘められている。
【RRR】インド映画は絵を描かないアニメ。
インド映画は「限りなく現実に近い」見た目をしてるから、その実態が「完全に空想の世界(=アニメ)」ってことに気づきにくくなっているんじゃないか。
時代がインド映画にすり寄っている。
年末にRRRを観た。
事前にチェックしていたレビューサイトでは、2万を超える多数のレビューと圧倒的な数の高評価がつけられていた。全体評価が星4.0いけばかなりの名作という中で、RRRの評価は堂々の4.4。ただならぬ異様さがあった。
そもそも、インド映画自体が人を選ぶジャンルだ。この評価は、インド映画好きという限られたファン層たちがこぞって観に行ったために不当に高くなった結果なのかもしれない……そう思った私は、真相を確かめるべくクリスマスの最中、友人らと新宿ピカデリーに足を運んだ。
結論として、凄く面白かった。評価は妥当だった。アクションシーンの迫力といい、映画館で観てよかったと思える作品だった。上映終わりに拍手が起きた。映画館での拍手を見るのは初めてだった。便乗して私も拍手をした。最初に拍手しはじめた人は勇気があると思う。
その後、クリスマスにわざわざインド映画を観に来たカップルは覚悟が決まっていて応援したくなるね、という話を友人とした。
RRRというタイトルの意味が遂に分からなかったのだが、Wikipedeiaにその答えがあった。
映画製作者たちはファンに対し、『RRR』のタイトルを各言語に訳したネーミング・コンテストに参加するように呼びかけた[135][136]。2020年3月25日に各言語版の訳が発表され、テルグ語版が「Raudraṁ Raṇaṁ Rudhiraṁ」[137]、タミル語版が「Rattam Raṇam Rauttiram」[138]、カンナダ語版が「Raudra Raṇa Rudhira」、マラヤーラム語版が「Rudhiram Raṇam Raudhram」、ヒンディー語版が「Rise Roar Revolt」である[139]。
そういう意味だったのか。
ここが良かったって話
ナートゥ・ダンスバトルは最高だった。インド映画の陽気さがあの数分に詰め込まれていた。今まで観た映画の中で一番好きなシーンだと思う。明確な善悪が設定されているのは好きだ。華やかな映像もよかった。頭を空っぽにして観れる。
インド映画特有の果てしなく強い主人公の描写もよかった。猛獣と一緒に両手に松明持ったビームが車から登場するシーン、最強主人公って感じで凄くいい。そのあとに持ってる松明で猛獣を払ってるのはウケた。そこの整合性はつけるのかよ。
ド派手なバトルシーン、最高だった。荒くれるホースを背景に水を武器にするビーム、燃えさかる松明を武器に戦うラーマ。やりすぎっていう位の誇張がシュールさとカッコよさを両立する。「そうはならんやろ」と思っていても、実際画面上で何とかなってるのをみると「いや、何とかなってたわ」となる。ヒトの脳は案外単純だ。
ビームとラーマの友情シーンもよかった。台詞とかはないのに、「この二人は出会うべくして出会った」という点が伝わってくる。この描写がしっかりしていることで、今後重要となってくる「友情か使命か」という究極の選択の重みが増す。映画評論家気取りっぽい語り草になったけど、あの部分の完成度にいたく感心した。
インド映画は絵を描かなかったアニメ
インド映画は絵を描かないアニメなのかもしれない。日本人が想像の世界を表現するのに絵を用いた一方で、インドは人を使った。細かい整合性とかは別として、完全にご都合主義な空想の世界で物語が展開する。まあ、その代償としてビームが自ら放った猛獣に襲われそうになるみたいな空想とリアリティのはざまが生まれたりするのだけど。インド映画は「限りなく現実に近い」見た目をしてるから、その実態が「完全に空想の世界(=アニメ)」ってことに気づきにくくなっているんじゃないか。
そう思うと、インド映画と3DCGとの親和性はかなり高いんじゃないか。3DCGの技術が進歩したことにより、インド映画は表現のクオリティを大幅に高めることができるようになった。時代がインド映画にすり寄っているのかもしれない。これからのインド映画はすごいぞ。刮目せよ。
今年もよろしくお願いします。
【日記】誰得でもない2022年の反省。SNSについて考える
SNS
SNSの使い方を反省する一年であった。とはいえ炎上したとかではないけれど。問題はSNSの三日坊主癖にある。
今やSNSは強大なコミュニケーションツールの一つとなり、人との関わりの形成において重要なツールとなった。大学で同じ学科の同期どうしがSNSを通じて知り合いになるっていうのはよく聞くし、趣味が似てるもの同士で見ず知らずの人とSNS上で仲良くなることもあるらしい。
SNSを使って人と繋がりを抵抗なく築ける人はすごいと思う。私はそれができない。ただ、素性の知らない人と繋がりをもつということに抵抗を感じているわけではない。投稿した内容に必要以上の責任を感じてしまうのだ。
人と面と向かって話すのは苦手じゃないけれど、記録が永久に残ってしまう文章の話になるとそうはいかない。今何の気なしに書いたこの文章の内容はだれが責任をとるのだということを考えてしまって、文章を打つ手が止まる。
伝えたいことをきちんと記述できているか、読み手に飽きさせないような文章になっているか。読みやすい記事にするためにボキャブラリーをこねくり回し、ポップさの演出方法を模索する。何度も人に読まれる可能性を秘める「文章」というものはそれ程までに扱いに繊細さを求められるものだと思っている。とはいえ、これはきっとSNSの「気軽さ」以上に読み手の存在を意識しすぎているのだろうと思う。
そのほかにも、SNSに対する理想、というかプライドが高すぎるというところもある。新規性が感じられない投稿は投稿する意義が見出せないからやりたくない、という思いが常にある。もっと有意義な投稿じゃないと許されない、誰かから笑われるのではないか、という不安に駆られる。なんでだろうか。もちろんこれは私が勝手に持っている偏った考えであって、他人にこの思想を押し付けようとは微塵も思っていない。こんなことを言っていたらニュースアカウントとクリエイター、活動家しか認めないSNS過激派になってしまうからね。
意義のある投稿なんてそうしょっちゅうできるものではない。この考え自体がSNSに不向きな思考法なのだ。さっさと捨てたほうがいいだろう。世間の人たちは新しいものを共有するために文章を打ったり写真をアップするわけではない。地震が来たらみんなこぞって「○○県の人たち大丈夫?」と投稿するし、おしゃれな店でランチをするたびに「○○に来ました」と投稿するし、何度も見た様な画像を毎年同じくらいの時期に投稿する。これがSNSってものなのだろう。
この世の中は大抵、自分が軽視しているものは自分が思うより重大だし、深刻に考えているものはもっとシンプルだったりする。きっと今回もその例に当てはまるのだろうと考えるが、なかなか直すことができない。
結果として私はめったに投稿しないし、しばらく投稿しないとアカウントの存在自体を忘れてしまう。結局いらなくなってアカウントを消すはめになるたびに、自分はつくづくSNSと親和性の低い人間だと落ち込む。
ブログ
今年は10月にこのブログを始めた。気に入った映画の感想を書いている。感想を書くのはもとより好きだし、なにより経験をちゃんと文章に書きだして記録しようとすると様々な発見があったり頭が整理されて面白い。
でも、これも書き手のことを意識しすぎてしまってよくなかった。いまのところ「女神の継承」「ミッドサマー」「きっとうまくいく」「時計仕掛けのオレンジ」等の感想を書いてきたが、やはり一番最初に考えているのはいつも「どうやったら人から見てもらえそうなブログになるだろうか」ということだった。これがノイズになっていた。私が最も嫌うのは媚びだというのに。自分が媚びてどうする。
来年はもっといい記事を書けるように努力しよう。
来年
来年は、もっと読み手のことを考えるのではなく、自分の好きなようにやろうと思う。まあ、そう志していきなり思考を変えることができたら苦労しないわけだが。そういった方針のほうが自分が自然体でいられるし、結局自分の土俵で勝負するのが一番強い。
無理にポップさを出そうとするのではなく、自分らしさを追求する年に来年はしたい。時間があるときに過去記事に少し手を加えて自分らしい記事に改良していこう。
今年もあと1時間で終わってしまう。こんなタイトルで2023年に「投稿」するのは馬鹿みたいだし、もっと手直ししたいのは山々だが、さっさとネットの海に放流しよう。
どうせ読み手もそこまで期待していないに決まってる。何なら(アクセス履歴とか見る限り)ここまで読む人は多分いないだろう。もう何書いたってばれないかもしれない。今晩はすき焼きと年越しそばを食べた。おいしかった。King Gnuの『傘』はめちゃくちゃいい。
次はRRRの感想記事を書きたい。
【ジブリ】ジブリ飯を作ったら、ジブリの凄さに慄いた
私は料理が苦手なので、今回助っ人を呼びました。
こちらのお2人です。
作り始める前に、どんなジブリ飯があるかリストアップしよう。
ジブリ飯っていうと細かいものを含めるとかなりある気がする。
とりあえず思いつく限り挙げよう。
こんな感じになるかな。結構情報に抜けがあるけど、そこは今後補填していこう。
今日は時間の都合上作れないので、あさって作ることにしよう
作るものの決定・買い出し
何を作るか
作成当日。メンバー全員が遅刻。
ユキオは大遅刻をかまし、およそ1時間ほど遅れてくることになりました。
常本・ひまつぶし到着
ユキオを待つ前に何を作るか決めちゃおう。
私は料理が作れないので、シェフの技量に任せる。
できそうでかつ美味しそうなのは、チーズパン・ハウルの朝食・ポニョラーメン・魔女宅パンケーキかな。
それと、ポニョかなんかで出てきたおいしそうな飲み物があったはずだから飲みたい。はちみつホットミルク。
よく覚えてるな~
よし、全部作ろう!
えっ、今日全部作るの?1品でよくない……?
風情がないでしょ
(何を言ってるんだ。)
意外といけるとおもう。
まあ余ったら夕飯にすればいいか......
それじゃ、作るものが決まったので用意するものを決めよう。
ジブリ飯レギュレーションとして、見た目の再現性をできる限り近づけるのは必須である。
当然。
買い出し(食材)
ユキオ合流
買い出しに行く
魔女宅の時代にホットケーキミックスってあったと思う?
魔女宅の世界は1930~1940年代であり、ホットケーキミックスが生まれたのは1950年代。今回ホットケーキミックスは使えないな~。
マジ?
頑張ってください。
買うものリスト:
これ卵いくつ必要なんだ?
ハウルの朝食で6個、ポニョラーメンで3個、リストに書き忘れてたけど魔女宅パンケーキで2~3個必要だから最低11個か?
3人分のごはん作るのに10個入卵1パックで足りないとかどうかしてると思う。
むやみに卵が多くなってしまった。
* * *
「ハウルの朝食ベーコン」はだいぶ分厚い。とするとこれかな……
この店で一番高いやつだけど……
* * *
ポニョラーメンのハムはこういう見た目ではなかった。脂身ないと……
普通のハムは脂身が少ないからな~、
おっ、いいのあるじゃん。
* * *
ポニョラーメンはインスタントだったよね?
サッポロラーメンでいい?
指定あったっけ?
ないはずなのでそれでいこう。
あ、俺だけ辛ラーメンで作っていい?気になってるんだよね
ポニョ辛ラーメン。
いいけど、一応サッポロラーメン3人分買おう。あれ結構辛いので。
辛ラーメンは僕の家にあるのでそれを使おう。
* * *
魔女宅パンケーキの付け合わせは赤いソーセージかサラミ、どっちだだろうか
解釈の余地ありだな。
あ、サラミ発見。
あ~でも、劇中のサラミには「端」があったけど、これには端がないね。ここは都合よく赤いソーセージと解釈することにしよう。
確かに端っこがないんじゃ、解釈違いだな
解釈違いってそんな使い方もあるのか
後日、なぜウィンナーは赤いのか調べた。
どうもウィンナーが赤いのは日本だけであるそうだ。
魔女宅はスウェーデンが舞台なので、キキが食べているのは十中八九サラミだと判明した。やっちまった。
後日映像を確認したらサラミの様な断面描写がされているのを確認した。事前学習不足である。不覚......
こんな感じで買い物を進めました。
合計4000円の買い物となりました。
買い出し(食器)
スーパーから帰宅。
当然ながら、皿もこだわらなくてはいけない
いま手元にある食器でいくつか代用できそうなものがあるから、用意しなきゃいけないのはハウルの朝食で使う白いプレートとポニョラーメンのどんぶり
本作の「ベーコンエッグ」🍳は、ジブリ作品の人気の食べものの一つ😋昨夏に番組で実施した「みんなが選んだ 食べてみたいジブリの食べもの」アンケートでも一番多くの声が寄せられました😆#ハウルの動く城 #金曜ロードショー #ジブリ pic.twitter.com/oNWJ3LowJk
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2021年4月2日
ラーメンの上にのっている2枚のハム。そのうちの1枚をポニョが取って食べるシーンでは最初は上のハムを取るように描いていたそうですが、作画監督のチェックによりスープにつかって熱くなっているだろう下のハムを取るように修正したそうです
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2022年5月6日
#崖の上のポニョ #金曜ロードショー #スタジオジブリ pic.twitter.com/ikvaBKXHWw
どんぶりの入手難易度が高すぎる。さすがに無理でしょ
ポニョラーメンのどんぶり家にあるから持ってくればよかった……
なんで持ってるの?
なんか持ってた
宗助じゃん
とりあえず、似たようなものが100均にあったらいいんだけど。
近くのセリアに行こう。
* * *
ダイソーに到着
プレートは似たようなものが売っていた。探してみるもんだな
どんぶりはどうしようもない
吉祥寺だったら似たようなのがあるかもしれない
中央線に乗って探してくる
そういった経緯から、調理するユキオ・ひまつぶし、吉祥寺でポニョラーメンのどんぶりを探す常本に分かれることになりました。
* * *
吉祥寺に到着したのは13:30。急いでどんぶりを探さないといけません。さすがにお腹が空いてきています(既読が1人分多いのは、今回のジブリ飯制作に参加できなかったメンバーの分です)。
吉祥寺は人がいっぱいいるな~(当日はハロウィン前日だったので、フライングコスプレイヤーが沢山いた)
* * *
あ!スパイダーマンだ!
キッズたちに囲まれている……きっと本物だろう
日本語喋ってたけど。おつとめご苦労様です。
雑貨屋とか意識して回ったことなかったけど、滅茶苦茶あるな~
以下、訪れた雑貨屋
吉祥寺PukuPuku中道通り店
陶器が売っていた。探している皿とはテイストが血が買ったが素敵なお店だったので、個人的にまた来たい。
クール・ドゥ・クール
すごく上品でかわいい。キキのいる街に多分あると思う。どんぶりはなかった。
VIC Goods イベントスペース
いろんな雑貨が安く売っていた。ハウル朝食のプレートに近いお皿が売っていたので、百均じゃなくてここでプレート買えばよかったと思った。色々雑貨がお手頃価格で売っていた。近いうちにフライパンを買いに行こうと決めた。
ナチュラルキッチンアンド 吉祥寺店
かわいらしさと安さを兼ねたナチュラルグッズが売っていた。お客さんが沢山いたので人気店なのだと思う。
KAJA Resort Furniture 吉祥寺本店
吉祥寺 皿屋と検索して出てきたアジアン製品専門店。行ってみたら食器というより家具がメインだった。ココナッツのいい匂いが店内に充満していた。なんだかすごく印象に残っている。
アトレ吉祥寺
おしゃれ雑貨が多かった。女性客が多かったので気まずかった。
菊屋
どんぶりが売っていたので買った。似ているとはいい難かったが、いろんな皿屋を巡って疲れていたので妥協した。ポニョラーメンの写真を見せてこういう感じのどんぶりありませんかと質問したら変な顔をされた。存外安かった。
* * *
その間、調理組はジャガイモをマッシュし、チーズパンのベースを作るなど、様々な下準備をしてくれていました。
ジャガイモの皮を剥いたら緑色だったけど、緑色のところを除いてみたら以外とイケたのでまあよし。
オーガニックだったから仕方がないよね。
他にもベーコンを焼いたり、見栄えが原作に近くなるためにはどうすればよいか加熱の加減などを研究してくれていました。とてつもなく優秀。
常本、帰宅。
時間はもう15:00をまわっていました。おなかが減って仕方がない3人は早速作ることにしました。
調理開始
ポニョラーメン
【食べもの④】
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2022年5月6日
今作で最も注目を集める食べものは、リサが宗介とポニョのためにつくった即席ラーメン🍜でしょう。ポニョが大好きなハムのほかにネギと卵が入っています。当初トッピングにはネギのかわりに宮崎監督が好きなホウレン草をのせる予定だったそうです。どちらにしても美味しそうですね😋 pic.twitter.com/9SulYyhZlw
味、濃いめ?どんくらいがいい?
う-ん、濃いめで!
もうこの時点で、誰一人としてひとつは辛ラーメンで作るという話を覚えている人はいませんでした。
伸びちゃう~
写真撮らないと
はい!
実際のポニョラーメンは油が浮いているので油をかけるべきだったのですが、誰一人として気づいていません。そして、麺が伸びきっています。改善の余地ありですね。
伸びるからはやく食べよう。
うまい
ガチ食いしすぎて黙ってしまう3人。
ねぎとかいっぱいかけちゃおう。
たまんね~!!!
ごちそうさま~
これ食べた後だんだん眠くなって半魚人に戻んなきゃいけないんだよね?
そこまで再現する?
できる?
できない
結構おなかに来るな
あと4品あります
これだけでぜんぜん足りたな
本来一回の食事として完成されてるものだからな
意外といけると思ってたんだが。
続き作ろう。
次は、チーズパンです。
チーズパン
蒸したジャガイモをマッシュしてソーセージを入れた。
丸いフランスパンの上にこねて丸くしたジャガイモをのせ、溶けるチーズを2枚重ねる。
焼けたので、チーズが固まらないうちに写真を撮ろう
こうか?こう??
もっと下側からかな
おっけー、そんな感じ
いただきましょう
えっ
うまっ
おなかいっぱいだからやばいかと思ってたけど全然いけるな
炭水化物ばっかりなのにどんどん食える
これ、大丈夫か? おいしすぎる
この企画終わっても個人的に作るかも
私も作るかも。レシピ教えて
え~、すっご
あっという間に完食
ふぅ……さすがにくるな
魔女宅のパンケーキ食えないかも
同意。
同意。
次回に回すか
オッケー
残り、2品
ハウルの朝食
ジブリ作品に描かれた食事のシーンは「ジブリ飯」として人気ですが、これなら比較的簡単に再現できそうですね!
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2018年8月10日
#金ロー #夏はジブリ #ハウル #木村拓哉 #キムタク #ベーコンエッグ pic.twitter.com/beMv2jW9tz
本来朝食だから順番おかしくないか……?
仕方ない
ベーコン、分厚~
カリカリに焼く。
そこは許して。ホットプレートしかないから
これもリベンジのし甲斐があるな
ジューシー
目玉焼きは半熟?完熟?
半熟かね
ジブリは半熟っぽい
描写あったっけ?
覚えてないな。
ジブリサブスクにあったらな~ここで確認できるんだけど
レベルが違う
完成。
いざ実食。
ベーコンと言うよりは肉だね
味の濃い肉
いや~それにしてもこの肉の厚さ、我々大学生の身に余るな
いやいや、この厚さこそ大学生でしょ
違うね。これはアッパーミドルにしか許されない厚さだ
ハウル、こんないいベーコン食べてたのか~
売ってるベーコンで一番高かったやつ
羨ましいな。
卵は半熟~
うつくしい
写真撮る
うまくできたね
うめ~
ほんとはトマトスープとパンとチーズが食卓にあるから用意しなければいけないけど、今回は無しで……
レギュレーション違反だ。
いつか、完全再現飯に挑戦しなければいけない
ごちそうさま~
最後に、ポニョのはちみつホットミルクだね
今日ほとんど野菜食べてない
作っちゃいましょう
はい
はちみつホットミルク
【食べもの③】
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2022年5月6日
人間になったポニョが最初に口にしたのは🐝ハチミツ入りミルク。生まれて初めてのハチミツの味に至福の表情を浮かべるポニョの顔をみているだけで幸せな気持ちになります☺️#崖の上のポニョ #金曜ロードショー #スタジオジブリ pic.twitter.com/JT1yIC7oJl
はちみつをさ、スプーンでとろーって入れるシーン撮りたいよね
わかる~
やろうね
牛乳を温めます
あんまり温めすぎると膜貼るからぬるめで。
ティーバッグで紅茶を入れます
お茶:牛乳2:1くらいで牛乳淹れます
そこに多めのはちみつをぎゅ~っと
はい!撮って!撮って!
もうちょいスプーン低くして!
実際には木製のスプーンだからこれもレギュレーション違反なんだよな
よく混ぜて飲みます。
あーうまいわ
すっげ、あったまる~
これ、洪水だか高波の時に飲んでたんだっけ。
高波だった気がする
本当か?
あー、美味いわ
牛乳苦手だけど全然いける
これくらいだと飲めるんだよな
これ、用意の手軽さに比べて滅茶苦茶美味いな
ー第一回ジブリ飯作る会、終了ー
どのジブリ飯がよかった?
最後に、いっせーので一番うまかったジブリ飯を言おう。
せーの!
はちみつホットミルク!
ポニョラーメン!
チーズパン!
全員ばらけた
意外だな
記事のしやすさが完璧すぎる
ラーメンを選んだ理由は?
インスタント麺が美味かった
それはサッポロラーメンの力では……?
今日作った中で一番見た目の再現性高かったし。
たしかに再現しやすさはあった。それにあのときみんなお腹空いてたからね
あ!油入れてない!(ここで油入れていないことに気づく)
あ~~そうだった~やっちまったな。
そういえば、辛ラーメンもやってない
初回なのもあって結構やり忘れが多いな
チーズパンの理由は?
単純にめちゃくちゃ美味かった
あれはうまかった
どんどん食べれたし
あれはまじ
じゃなんでホットミルク?
美味かった。それに、被災しているときにをあれ飲んだら絶対にホッとする。そういう意味ですごくジブリポイントが高い。
あのシーンではちみつホットミルクを出すのを決めたジブリはやばいな。ちゃんと意図があって出しているんだもんな。
確かに。
ジブリ凄いな。
実際ジブリ飯を作ってみると、得られる経験値量がすごいな。
楽しかった。
普通に生活しているときの何倍も有意義だった。
またやろう。
次回予告
次は何作る?
実は次作りたいのがあって、「千と千尋でお父さんが食ってた変な肉」
巷で正体がシーラカンスの胃袋って言われてるあれか?
あれって作れるのか?
それの元ネタになったやつがあるらしいからそれを作りたい
へ~。
餃子の皮?だったかでくるむらしい
なるほど
それと今回頓挫した魔女宅のパンケーキだね。
次回までドライイーストつかわないでね。
料理できない独り暮らし大学生が使える代物じゃないから大丈夫。
そういえばそうか。
次回!
パンケーキ + 神様のごはん
今回はここまで。
良かったらまた見に来てください。
P.S.
写真の加工はひまつぶし氏にやってもらいました。ありがとうございます。
おまけ
普段はこういう記事を書いています ↓↓↓
【きっと、うまくいく】映画一番好きな映画!!
皆さんは「きっと、うまくいく」というインド映画をご存じですか?
私が一番好きな映画です。5~6年前にこの映画を観たのですが、その時の感動と満足感は今でも忘れません。
以来この映画をあらゆる人にオススメしているのですが、なかなか観てもらえないんですよね。インド映画と聞くととっつきにくさを感じて、手が出にくいという人が多いようです。本当に面白いのでぜひ観ていただきたいのですが.....
* * *
今回はそんな私のお気に入り映画について、視聴した感想・思ったことをまとめました。
あらすじ
ランチョー、ラージュー、ファルハーンの3人はインドの名門工科大学ICEに在籍する理系大学生。
ランチョーは目先の困難を知識の応用で解決してしまう閃きの天才。探求心が旺盛で日々多様なことを考えている。ひょうきんな性格とは裏腹に、大学の教育方針や社会構造に対し疑問を呈している。
ラージューは学業や将来に対し強烈に不安を抱いている貧乏学生。不安を紛らわすために常に神に祈っており、神頼みのためにつけた指輪は指の数よりも多くなってしまった。
ファルハーンは、写真家の素質がありつつも家族からエンジニアになるよう強いられた、おっとりとした性格の学生。名門ICEに入学したものの、未だに写真家の夢を諦めきれないでいる。作中のナレーションを務める。
物語は、彼らが学生時代にチャトルという男と「とある約束」を交わした日の10年後から始まる。ファルハーンとラージューはチャトルから呼び出され、その約束を思い出すことになった。急いで約束を交わした場所に向かった2人だが、その場にランチョーの姿はなかった。
チャトルによると、ランチョーは今シムラという場所にいるという。3人はランチョーに会うため、車を走らせた。
果たして、彼らはランチョーに会うことができるのか。10年の歳月を経た「とある約束」はどのような結末を迎えるのか。彼らの波乱万丈な学生生活の回想とともに、ランチョーの知られざる過去が明らかになっていく。
感想(ネタバレなし)
とにかく面白いです。3時間が一瞬で過ぎました。
映画視聴中は終止笑っていました。シリアスで緊張感漂う場面もありますが、その雰囲気が引きずられることはなく、ランチョーが機転を利かせて笑いに変えてしまいます。このストーリーの軽快さとコミカルさが心地良いんですよね。ランチョーのように知識を応用してうまく場を切り抜けられる人には憧れます。
余談ですが、ランチョー役を務めたアーミル・カーンは撮影当時44歳だったらしいです。劇中では20代にしか見えなかったので、この話を聞いたときは本当に驚きました!
インド映画というと、ラブロマンスと唐突なミュージカルが印象的ですが、この作品もその例に漏れません。しかしそれがノイズになっているというわけではなく、ストーリーを引き立たせる重要な要素になっていました。
特に劇中でも特徴的な「All Izz Well」という曲は聞くだけで明るい気持ちになれる、中毒性のある曲です。インドポップなので歌詞の意味が正確にわからないのが残念なのですが、私は未だに聴いています。
それと、大学の屋上の壁一面に数式が書かれているのが堪らないです。
感想(ネタバレあり)
ランチョーが考える「学問」について
ウィルス学長は「人生は競争だ。必死で走らないと蹴落とされる」と述べていました。この考えは作品のいたるところに現れており、非常に印象に残るセリフです。
名門大学ICEはこの考えを反映し、競争に勝てる人材を作るべく学生に知識を詰め込ませてばかりいました。
これに対し、ランチョーは「学問」ではなく、「社会で成功する方法や点の取り方」ばかりを教える大学の方針はおかしいのではないかと学長に疑問を呈しました。
しかし、この訴えは正しいのでしょうか?
私は、ランチョーの訴えは正しいと考える一方で、学長のやり方も一理あると考えました。
学問の本質は点を取ることではなく、知識を身に着けることで生活や社会をよりよくするというところにあると思います。確かに、その学問をきちんと身に着け、絶えず好奇心を持ち続けるという態度ができれば自ずと点は取れるかもしれません。点の取り方ばかりを追求して本来得るべき技能をちゃんと手に入れられないのは本末転倒であり、真の「教育」とは言えないでしょう。
しかし、この世の中はランチョーのように学問への意欲をつかめる人ばかりではありません。そういった人にとって点の取り方を学ぶというのも大切な勉強のひとつであり、必ずしも悪とは言えないでしょう。
特にインドは熾烈な競争社会となっています。これは、かつて存在していたカースト制度の名残により職業のもつ重要性が不当に高くなっているからだと社会の先生が教えてくれました。
そういった背景を踏まえると、社会競争の勝ち方を教わるというのは大事なことにも思えてきます。一見歪んだ思想を持っているように見えた学長ですが、彼もまた彼の正義、彼なりの世渡りのエッセンスを教えようとしていたとわかります。
とはいえウィルス学長のやり方は極端で、学問の楽しさを一切無視した教育方針でした。
学問の楽しさを教え、生活を豊かにする有用な知識を与えるというのも教育の重要な役割だということをランチョーは訴えていたのではないかと考えました。
ランチョー流の生き方
ランチョーは、嫌がらせをする上級生に対し、部屋の電気配線とスプーンを用いた道具を作り撃退したりするなど、目の前の物事をフルに活用して困難を乗り越えていました。
目の前の物事を最大限活用するという姿勢が作品のあちこちから感じられ、これがランチョー流の生き方なんだと考えました。
この考えは授業を追い出されては他の授業に潜り込み、様々な知識を能動的に吸収していたランチョーの生き方からもうかがえます。
また、ランチョーがファルハーンへカメラマンになることを勧めた時には
「工学なんかやめて動物写真家になれ。才能が生かせる仕事をするんだ」
と言っていました。折角なら自分が持っている能力を最大限生かせる、好きな仕事をするのがいいというメッセージでした。そのためにランチョーは、ファルハーンがかつて写真家へ書いたものの投函を迷っている手紙を出してしまうように説得します。
ランチョーは大きな問題に直面したら、悩んでいてもしかたないから目の前のできることを最大限やって、あとは「Aal Izz Well」(うまーくいーく)と楽観的に構えているのがいいという考え方をしているととらえました。
自分ができる、やれることを最大限やったら、成功は後からついてくる。この考えは、
「成功を求めて勉強してはいけない。成功の背中を決して追うな。美徳に従えば成功は自ずとついてくるものだ。」
というランチョーのセリフにも表れています。
ここで勘違いしてはいけないのは、目の前のやるべきことをちゃんとやっていないのにうまーくいくと唱えていても、何も起こらないということです。楽観的に構えているだけでうまくいくなんてそんな都合のいいことはありません。
作中では成績がいつも及第点のラージューやファルハーンも、ICEに入学している時点で相当な努力をしているはずです。それに、「1学期で42の試験をパスしなくてはいけない」彼らは、日々勉学に励んでいるわけですから、一般人よりも苦労をしていることが伺えます。
私たちは、つい何もしていないのに「思った通りにことが進めばいいな~、成功しないかな~」なんて考えてしまいます。楽な考えに流されてなんとなく生活していたら生産性も何もない、退屈な人生になってしまうでしょう。
ランチョーは、そういった人生から脱するようなヒントを教えてくれたのかもしれません。
私は工学系の人間なので、彼らと身分が似ているという点でもかなり考えさせられる点の多い映画でした。私の価値観に大きく影響を及ぼした作品と言って過言じゃないと思います。
あ~~~~、
ランチョーみたいな人間になりたい。
そのためには努力を怠らないようにするのが大事なん。
本日はここまで。
よかったらまた読みに来てください。