常本八のブログ

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【ムカデ人間1~3】ムカデ人間グロさランキング!

 

不快さ・グロさ・倫理観の無さ:

 

2>>>>>>1>3

 

 

 

 

個人的に好きな順:

 

1>3>2

 

 

 

 

世間的な評価:

 

1>2>3(特に3は酷評気味)

 

 

 

 

 

2は気持ち悪すぎるので覚悟を決めてから観よう!

 

 

 

こんにちは、常本 八と申します。

 

 

皆さんは伝説のカルト映画「ムカデ人間」を知っていますか?

名前は知っていてもあまりいい評判を聞かないので観るのをためらっている、という人は多いと思います。

 

私は少し前に観たのですが、そのインパクトの強いこと。この衝撃は一生忘れません。

 

とはいっても、事前にどんな映画かある程度知っておけば心の準備を整えて余裕をもって視聴できるかもしれません。

今回はそんな人に向けてムカデ人間についての感想を書きました!

 

 

 

 

 

ムカデ人間

あらすじ

旅行中の女性リンジーとジェニーは、車のパンクをきっかけにとある一軒家に電話を借りに行く。

 

その家には、シャム双生児(体が結合して生まれてきた双子)の分離手術の名医、ヨーゼフ・ハイター博士が住んでいた。

 

ところが、ハイター博士にはとある狂った夢があった。人間の口と肛門を接合し、数珠繋ぎにすることで「ムカデ人間」を作るというものだ。

 

そうとも知らず中に招き入れられた2人は、ハイター博士に捕らえられてしまう。

 

ムカデ人間の被験者として捕らえられてしまったのは、リンジーとジェニーのほかに、日本人ヤクザ、カツロ―の計3人。ベットに縛り付けられた彼らは、なすすべなくハイター博士の施術説明を聞かされる。

 

ムカデ人間になってしまった彼らは、無事助かることはできるのか。

 

感想(ネタバレなし)

目を背けたくなるような汚いシーンがあります。ポップコーンは不要かもしれません。

ムカデ人間シリーズ最初の作品にして、お手本のようなムカデ人間が見れます。

 

ただひたすらにグロテスクなこの映画において、日本人が出てくるのが唯一の救いです。狂気的な海外映画にメチャデカ関西弁が挟まれるのが笑えます。

笑いは場の雰囲気の緩急により生まれるという話を聞いたことがあったのですが、この映画を観た後ならば確かに頷けます。こんな形で笑いの本質に触れることになるとは思いませんでした。

 

あれ、それなら日本人以外が見たらただのグロ映画……?

 

気になって有名な海外の評価サイトであるRotten Tomatoes、IMDB、metacriticをチェックしたところ、確かに日本のより低めに評価されているみたいでした。

 

日本の評価↓ 

ムカデ人間 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

☆2.8

ムカデ人間のレビュー・感想・評価 - 映画.com

☆2.6

ムカデ人間 の レビュー・評価・クチコミ・感想 - みんなのシネマレビュー

だいたい☆2.6

 

 

海外の評価↓

The Human Centipede - Rotten Tomatoes    

トマトメーター(評論家による評価)がだいたい☆2.5

オーディエンススコアがだいたい☆1.8

The Human Centipede (First Sequence) (2009) - IMDb

だいたい☆2.2

The Human Centipede (First Sequence) Reviews - Metacritic

メタスコア(評論家による評価)がだいたい☆1.5

ユーザースコアがだいたい☆2.0

 

日本と海外で評価が異なるのは興味深いですね。ちなみに、日本でも評価の低いムカデ人間2,3は海外だともっと評価低いです。日本人はこういうぶっとんだ映画をネタとして楽しむ文化がありますからね。

 

 

ムカデ人間というシリーズのベースとなる本作は、唯一無二の作品です。そういう意味で好きな人は多いのだろうと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

最後に言わせてください。

 

 

接合面を!

 

 

写すな!!!

 

youtu.be

「ムカデ人間」予告編

 

ムカデ人間2

あらすじ

地下駐車場の警備員エあるマーティンは「ムカデ人間」というカルト映画のファンであり、自分自身もムカデ人間を作りたいという夢を持っていた。

 

その結果、地下駐車場を利用している人をバールで殴り気絶させ、ムカデ人間の被験者を集めはじめるようになった。

今回集まった被験者は12人。手術経験のないマーティンは、苦労しながらも12人の結合に着手する……

 

感想(ネタバレなし)

グロいし気持ち悪い~

視聴中はポップコーンおろかコーラも不要です。

作中は終止白黒映像です。しかしそれでもかなりきついです。

 

割と気持ち悪いと聞いていたので暫く観るのをためらっていたのですが、お酒を飲んだとき勢いで観始めました。最初は酔いもあってまだ大丈夫だったのですが、

一番きついところで酔いが覚め始めて、激しく後悔し悶絶しながら観ることになりました。

あ~あ。

 

倫理観など1ミリもありません。

「道徳」の対義語です。本当です。

 

被験者たちを棒で殴って気絶させるシーンがあるのですが、被験者が死なず、かつちゃんと気絶することのできる力加減で殴るのが上手……と思ってみてました。

 

主人公のじっとり汗ばんでいる感じが不気味さ、というか不快感を倍増している気がしました。

 

カルト映画好きな意中の人と話を合わせるという目的でもない限り、観なくてもいいかもしれません。

 

 

 

でもここまで言われたら、逆に観たくなってきたって人もいるんじゃないですか?

そういうもんですよね。

 

youtu.be

「ムカデ人間2」予告編

 

ムカデ人間3

あらすじ

アメリカのとある刑務所では、所長であるビル・ボスが絶対的な権力を振りかざし、囚人に暴力をふるっていた。そんな高慢な所長の経営により、刑務所内の環境は最悪。高い離職率と不当に高い医療費により、州知事直々の訪問がなされた。

 

州知事は、ひと月で刑務所の経営方法を改善するように指示した。

 

ビルははじめ、囚人全員を去勢させることによって気性の安定化を図ろうとしたが失敗に終わった。

最終的に「ムカデ人間」というB級映画のファンである会計士ドワイトのアドバイスにより、囚人でムカデ人間を作るというアイデアを実行することになり……

 

 

感想(ネタバレなし)

グロシーンはシリーズ中一番少ないです。接続される人間の規模は一番大きいですけどね。

ポップコーンやコーラはご自由にお持ちください。ただし「塩っぽいキャンディー」の持ち込みはおすすめしません。

 

キャストに見覚えのある人が多いです。そして作中一番下品。

 

世間で酷評されている理由は、「皆が欲しているムカデ人間ではなかった」というのが一番多いと思います。本作はギャグに振っている節があり、1,2の超刺激的なムカデ人間を期待していた人には物足りず、ムカデ人間でにも、コメディーにもなりきれなかった作品と感じた人が多かったようです。

 

少なくとも起承転結があるので、シリーズの中では一番ストーリーがあります。

 

刺激的な映画を求めている人には物足りないかもしれませんが、そうでないならば2よりも楽しめるかもしれません。とはいえ、人を選ぶ作品ではあります。

 

 

ムカデ人間1でハイター博士を、3でビル所長を演じたディーター・ラーザー氏は2020年に78歳で亡くなられたようです。ムカデ人間3はラーザー氏の最後の出演作品となっています。ご冥福をお祈りいたします。

 

youtu.be「ムカデ人間3」予告編

 

 

 

 

 

 

この世の中には、私たちの知らない世界がある

 

常本:「あ~、とんでもない映画見ちまったな……たとえ演技だとしても、あのシーンは実際にやってるわけだもんな。

この世界のどこかであんなことをやってるって事実が受け入れがたいが……」

 

時計を見ると、18:00を回っていた。

これから友人とレイトショーに行く予定が入っていたので急いで家を出た。

行ったことのないミニシアターだが、時間通りに着けるだろうか。



結局迷い、気づいたら閑静な路地裏に来てしまった。そんな中、全身黒っぽい服を着た怪しい男が私に近づいてきた。

男:「すみませ~ん、お兄さん、お店お探しじゃないですか?」

どうやら風俗のキャッチのようだった。生憎1ミリの興味もない私は、なるべく男に目を合わせず通り過ぎようとした......しかし。

男:「複数人で楽しむ『数珠繋ぎコース』が目玉なんですけれど、いかがですか~」

私は思わず足を止めた。

常本:「数珠繋ぎ……?」

男:「そうなんですよ!当店は『とある映画』に影響を受けてましてね……」

 

 

理解できない世界が、この世の中にはある。

 

 

 

 

 

 

 

本日はここまで。

よかったらまた読みに来てください。